2013年10月19日土曜日

生き心地の良い 「地域、コミュニティ、人間関係」

 久々の勉強会出席。  生き心地についてのお話。日本は自殺大国で現在先進7カ国でワースト1位だそう。やはりバブル崩壊後の経済的な問題は大きいと思いますが、そんな社会、国をどうやって変えるのかについてディスカッション。  自殺の研究で、自殺率が高いところではなく、逆に自殺率が低い町に焦点を当てた研究をされ、博士論文をもとにした本を出版された方とカウンセラー、コーチ、コンサルタントとしてあちこちで講師としても活躍されている方とのパネルディスカッションやプレゼンはわかりやすくとても参考になりました。日本は一般に研究においても、ポジティブなアプローチが少ないそう。確かに、成功例、うまく行っている、問題がないところにその理由を深く探求していくということは少ないことに気づかされました。  コミュニティでの研究結果、自殺率の低い原因というのは、そのままビジネスなど会社でも応用できる内容。多様性への理解、ゆるやかな結びつきなど。特に印象に残ったのは、「病は市に出せ」ということわざ。悪いもの、問題は、早いうちに公に、明るみに出して相談するという姿勢。よい報告よりも、問題発生のときは早く報告しなさいといわれるのと同じ。大事にならないうちに、問題を皆で解決していかなければ、気づいたときには手遅れにということには納得。まさに情けは人のためならず。いい距離をとりながらのおつきあい、というのは実際にご近所でも職場でもとても重要だと思います。  日本の典型的な社会は閉鎖性も強く、みなと同じでなければ、出る杭は打たれ、村八分にされ・・・と、やはり生き心地が良いところではないのかもしれません。もちろんいいところも魅力もたくさんある国ではあるのですが、こういうことに意識を高め、より生き心地の良い環境を自分の回りからまずは作っていきたい、と思いました。

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