2013年2月20日水曜日

Quintessence カンテサンス

 ご近所なのに行くチャンスはなかなかないと思っていたカンテサンスにお誘いいただきました。

 まず、予約の電話はかからないし、予約がとれない、とそもそもあきらめていたのですが、1週間前に必ず予約の確認電話をお店からいれるそうで、そのタイミングでキャンセルがでると、意外とささっと行けるのだそう。まぁ、行きたい日には行けないので、お店の都合にあわせて空いたときのいうことにはなってしまいますが。そのため、先約を調整して伺うことに。

  あまり広くない店内、さすがにゆったりと配置はされていますが、2つの個室をのぞくメインダイニング部分は数組。男性率が高いのはやっぱり社用の方が多いのかしら・・・という印象。有名な白紙のメニューを渡され、グラス・シャンパーニュをお願いしてコースがスタート。個室ではないので写真が撮れないのが本当に残念でした。素材もその組み合わせやプレゼンの仕方、いずれもさすが、と思わせるものばかり。和の食材がかなり使われていました。

 前菜一品目は、小降りの原木椎茸にポルチーニをあわせてサブレの上にのせたもの。間は確かエシャロットのソースがアクセントに。二品目は色鮮やかなホウレンソウにコゴミなどが入ってウニが浮かべてある温かいスープ。三品目はスペシャリテのヤギのチーズのババロア。オリーブオイルをあわせ、お塩をメインでいただく一品。ユリネとマカデミアナッツが添えられているのも新鮮で、ヨーグルトのようなさっぱりしたお味。四品目はアーティチョークとアナゴのフリット。こちらもそうでしたが、お塩の泡、カプチーノ仕立てっぽいものが多かったです。その後は24ヶ月熟成のパルミジャーノを使ったケークサレにマッシュルームと小柱という組み合わせ。一皿ごとに驚きがあります。確かこのあとが細長いアップルタルトにのせられたブーダンノワール、フォアグラとピスタチオとともに。こちらにはアマランサスが使われているということで、昨年夏の軽井沢でのセミナーの記憶が。お魚は鯛。メインは鴨かしらと思っていたら小鳩でした。パンも美味しくいただいてしまっていて相当おなかがいっぱいに。小鳩まではヴィオニエをいただいて、お肉にあわせてジュブレイ・シャンベルタンを。それにしても、写真もメニューもなくよくこれだけ食べて飲んで記憶できている自分にも感心。

 このあと、さらにデザートが続くというのに、赤ワインがまだあるので、ということでチーズを。定番のフルム・ダンベール。もう目一杯、という状況ですが、デザート4種もしっかりといただきました。ただ、最後はこちらもスペシャリテのメレンゲのアイスクリームだったことは確かですが、その他のビスキュイなどは美味しかったのは確かなのに素材などの記憶が曖昧に。。。プチフールとコーヒーをいただき終わったら相当遅くなっていました。いちばん遅い時間スタートでお願いしていたのも確かですが、最後のお客さんになってしまいました。何となく最後のほうはそろそろ帰らないとという雰囲気を感じつつ、ではありましたが、美味しいものをゆったりと贅沢に楽しませていただきました。こんな贅沢そうそうしょっちゅうできませんが・・・。
 

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